かかと土台の削れ

靴のかかと修理で後悔しないために知っておいてほしいこと

かかとが削れてしまったけれども修理できるかわからい

かかと修理って高いんじゃないの?

などといった疑問の持っている方はまずはこちらのページを参照してみてください。経験豊富な修理職人がかかと修理について詳しく説明していきます。

修理後に後悔しないためにもかかと修理についてあらかじめ詳しく知っておきましょう。

まずはこちらのページのまとめを箇条書きにしてみました。時間がない場合にはそちらからどうぞ。

  • 削れすぎていても修理は可能
  • かかとのゴムが1ミリ以上残っている時点で交換がベスト
  • かかとの色は選択できる
  • かかとの種類も選択できる
  • 1000円以内でかかと修理したい場合は自分で修理を検討
  • スニーカーのかかとも修理可能
  • 専門店での目安料金は
    メンズで2500~4000円
    レディースで1500~2500円

 

今すぐかかと修理を見積りたいといった場合には下記より無料のメール見積もりをご利用ください。

簡易見積りフォームお見積りの方はお写真を添付の上、送信してください。

どのくらいの頻度で交換するのがベストなのか?

かかとの修理はどのくらい頻繁にするのがいいのでしょうか?あまりかかとが減ってない状態で交換しても金額がかさみますし、かかとが減り過ぎた状態で交換すると補修代として余分に料金がかかることもあります。

当サイトではかかと(リフト*)部の残りが1ミリ以上ある状態での交換をお勧めしています。ソールのかかと部を後ろからみてリフト残りが1ミリ程度になった状態で交換に出しましょう。*リフトとは靴底の取り外し可能なかかと部分の名称

かかと交換目安

後ろ側からみてこのぐらい削れてきたら交換の目安。あまり削れてしまうと、歩行に負担がかかってしまいます。

またかかと部分は通常外側部分から削れてきますが、これは普通に歩行している場合に起こることで特に気にする必要はありません。上記写真のように右足は右側、左足は左側から削れてきます。

かかとが削れすぎてしまった!といった場合の修理

続いて「履きすぎて、かかとが削れすぎてしまった!」といった場合の対処方法です。

削れすぎたかかと

ここまで履いてしまうと歩行の際にも足によくありません。特に男性に多い削れすぎに注意です。

かかと土台の削れ

リフトのゴム部分がなくなってしまい、ヒール本体まで損傷してしまいました。

上記の写真のような状態の靴をお持ちですか?こういった状態でも実は修理が可能です。

土台部分まで削れてしまったかかとはヒール本体を補強もしくは再作成してから再度リフトを取り付けます。

リフト交換のみよりも手間がかかるため料金は多少割高となるケースが多いです。

修理出来ないと諦める前に、まずは見積りを取るのが得策です。

かかと(リフト)とかかと内側(履き口)の違い

かかととは通常靴底側のリフト部分を指します。一方で「かかとの内側」部分を修理したいといった方も多いのではないでしょうか?

靴の履き口部

靴の履き口部分。足のアキレス腱側が直接当たる部分なので、擦り切れることも多い。レザーの履き口。

上記写真の部分が「履き口」です。革靴だと履き口がレザー(本革)のものが多く、スニーカーやカジュアルシューズだとメッシュやナイロン素材が多くなっています。

この部分は上から補修することで修理することが出来ます。色が近いレザーにて補修するので、違和感が残ることもありません。

かかとの色は色々と選択可能

黒や茶色が多いかかとのリフト部ですが実は色々なカラーバリエーションが選択可能です。

最近増えてきたカラフルなソールもオリジナルに近い色のリフトにて交換出来ます。

かかとの基本色は黒・焦げ茶・ベージュの3色となっています。この他にも赤・青・緑などの特殊色も存在します。

かかと基本色

基本の3色。左から黒・焦げ茶、ベージュ。

ただし一般の靴修理屋さんでは特殊色リフトの取扱がないことが多いので注意しましょう。特殊な色のリフトを希望の場合には靴修理専門店にて依頼するのが一般的です。

かかとの種類(タイプ)を選びたい場合

かかと部リフトの種類ってどういったものがあるのでしょうか?意外と知られていませんが、リフトの種類には実に多種多様なものがあります。

革靴の履き心地はリフト一つで劇的に変わることもあります。ソフトな履き心地のリフトや削れにくいものなどご希望の機能に合わせてリフトを変えてみるのも面白いかもしれません。

リフトブランドの中でも当店にて取扱のあるおすすめのブランドを中心に紹介していきます。

1.ビブラム Vibram

日本だけではなく世界で一番知名度が高い靴修理部材メーカー。ダナーやメレルなど多数のシューズメイカーがデフォルトでソールに使用している。

ソール材の種類は無限と言っていいほどある。またリフト素材に関しても定番商品だけで10種類以上ある。

2.トピー Topy

トピーリフト

セラックリフト。雨の日に滑りにくいソールパターンになっている。

フランスの靴修理部材メーカー。高品質なソール材とリフト材料で有名。日本での知名度はビブラムに比べて低いが、靴修理資材メーカーとして70年以上の歴史がある。

3.コンチネンタル Continental

下記で紹介するミシュラン同様のタイヤメーカー。タイヤメーカーが靴修理資材を製造するというのはワールドワイドで一般的になっているよう。

主にリフト資材を製造している。コンチネンタルのリフトはリフトマニアの中では非常に人気がある。

特徴としてコンチ特有の”粘り”が挙げられる。クッション性が高く、同時に減りづらいという2面性を持っている。

4.ダイナイト Dynite

ダイナイト

特徴のあるソールパターンが印象的なダイナイトリフト。強度が高い。

減りづらさで選ぶならダイナイトをお勧めします。

ソールパターンは吸盤のような形状になっていて、見たことある方も多いはず。トリッカーズなどの純正リフトとしても有名です。

5.ミシュラン MICHELIN

ミシュラン

ロゴ入りのミシュランリフト。リフトは色々な種類がある。

コンチネンタル同様タイヤメーカー。日本ではコンチネンタルよりも知名度が高いので、身近に感じる方も多いのではないでしょうか。

ミシュランのリフトは雨の日の歩行性がとても良いです。雨の日に靴が滑るのが気になる方などにおすすめのリフトです。

ちなみにミシュランのマスコット、ビバンダムももちろんリフトに乗っています。

かかと修理の参考価格

それでは気になるかかと修理にかかる料金です。かかとのタイプによって料金が変動します。当サイトの料金を参照にして案内します。

  • メンズリフト・ヒール交換 3000~4000円
  • ピンリフト交換 1000~1500円
  • ピンヒール本体交換 7000円~
  • レディーズリフト交換 2000~2500円
    *すべて両足の料金

 

シンプルなリフトであれば下限の料金にて修理が可能です。特殊なリフトやかかとが削れすぎている場合などは上限の料金になるケースが多くなっています。

また修理納期は来店の場合は30分~郵送の場合には3日間~となっています。リフト材料が取り寄せになる場合には通常2週間~の納期を頂いています。

安く修理したい場合は自分で修理も検討する

1000円以内で修理したい!といった場合はDIY修理となります。自分で簡易修理してみたいといった場合にもこちらに紹介する方法にて修理してみるのもいいかもしれません。

靴自体が安かったので、靴修理に2000円や3000円は出したくないといった場合は意外と多いものです。それでも修理する方法がないわけではありません。

修理DIYについては詳しく解説しているサイトも多いので、そういったページを参照してみるのもいいかもしれません。こちらのページなどはDIY靴修理についてわかりやすく解説しています。

刷り減ってきたかかとを自分で補修してみました。その時の手順を、画像といっしょに解説していきます。ついでにすり減り防止の策も紹介します!

また自宅で修理の際にお勧めしているのがシューグーです。その他のかかと修理道具に比べて比較的使用しやすいのと、イロバリが白、黒、透明と3色あるのが特徴です。

◯シューグーの使い方

◯シューグーの購入(アトランダム通販)

シューグー(Shoe Goo)オリジナル。黒、白、自然色の3色から選択してください。 簡単に靴やスニーカーを修理できるシューグーは自宅での履物修理にに最適です。弊社取り扱いのプロ用グルーよりもより簡単に修理したいといった場合にオススメです。 靴やスニーカーが剥がれてしまった場合の接着剤としても使用できます。 色が無いものについてはアンジェラスペイントを混ぜ合わせることで作成が可能です。  使用可能なもの 靴 サンダル スニーカー スケートシューズ*タイプによっては使用不可のものもあるので注意  

また最近はダイソーなどの100円ショップにも自分で簡易靴修理ができるキットを販売している店舗もあります。使いやすいものを選んで自分で修理にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

◯ダイソー×靴修理が詳しく紹介されているサイト

自分で靴修理DIYで対応出来ないものについては無理せずに専門店に修理依頼するのがいいかと思います。

工程案内|どうやってかかと修理しているのか?

修理の現場からかかと修理の工程をお送りします。普段見ることの出来ないかかと修理方法などを豊富な写真にて見ていきましょう。

  1. リフト外し
  2. 接着
  3. リフト取り付け
  4. 本削り
  5. 仕上げ削り
  6. コバ染色
  7. バフ掛け

 

靴底が劣化している場合は注意が必要

近年増えてきたウレタンソールなどは長く履いていると劣化することがあります。劣化しているソールはかかとのみの修理が不可能ですので注意してください。

ソールの劣化

ウレタン底のソールが完全に劣化しています。こういったわかりやすい劣化は実は稀です。

ウレタン底の劣化は実は専門の職人の判別が必要なケースが多くなっています。これはウレタン底の劣化の多くがソール内部から進行することが多いためです。

ソールが劣化している場合にはかかとのみの修理では対応が不可能です。そういった場合には靴底全体の交換修理、オールソールでの対応となります。

  • オールソール参考価格 両足 12000円~
  • 参考納期:3週間~ ※混雑時の場合あり

 

ウレタンソールが多いブランド

ウレタンソールはすぐに劣化してしまうことはありませんが長く愛用しているとソール劣化が見られる場合があります。

ウレタン底を採用しているブランドにはいくつかあります。主要なブランドをリストアップしてみました。

下記のブランドはすべてウレタン底というわけではなく、一部のモデルにウレタンを使用しています。

  • MBT エムビーティー
  • ECCO エコー
  • Cole Haan コールハーン
  • Ferragamo フェラガモ

 

スニーカーのかかとは修理できるの?

スニーカーのかかとも修理出来ます!革靴とは違い修理を断られることも多いスニーカーのかかと。スニーカー修理に関しては経験がとても豊富な専門店に依頼するのがおすすめです。

削れすぎたスタンスミス

かなり激しくかかとが削れています。こういったスタンスミスも修理しましょう。

修理アフター

かかと修理アフター。かかとの色は選択出来ます。

当サイトの姉妹店舗の「スニーカーアトランダム」では年間スニーカー修理件数2000足以上の経験にて修理承り中です。

  • スニーカーかかと修理 2500~4000円
  • 参考納期:2週間~

 

スニーカー修理の専門サイト。ナイキ、ニューバランス、アディダスなどスニーカー修理&クリーニングはお任せください。スニーカーのソール再接着、オールソール、クリーニング等ベテランスタッフが修理、メンテナンスします。来店&郵送にて日本全国対応中。修理実績多数、お見積もり無料!

靴のかかと修理についてのコラムはいかがだったでしょうか?かかと修理と言っても実に色々な方法や種類があるのが理解できたかとおもいます。このページにて解決出来なかった修理についてはメール見積りをご利用ください。

当サイトでは郵送と来店にて修理承り可能です。特殊なかかと修理などのご依頼をお待ちしております。

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